古物商

#18 ヴィンテージアンティーク

こんにちは、今日はヴィンテージアンティークの事についてお話ししたいと思います。

ヴィンテージ風のインテリア等はとてもおしゃれなので飲食店などには使われていることが多いのですが実際は新しいものでヴィンテージ風に見せていると言うところも多かったりします。

この前維新の整理のお仕事で、もともとヨーロッパに長く住んでいらっしゃったと言う形のマンションを片付けさせていただきました。こちらの事はヨーロッパのアンティークがとても好きだったようで多くのアンティークの物や食器そして家具なども出てきました。

多くのものを買取することができたので、こちらの方を、客様は非常に喜んでくださいました。

私自身もとても好きなものですから、中には買取して私のコレクションになるものもあります。

ただ、ヴィンテージであれば全てお金になると言うわけではないのでそこは注意が必要になってきます。

例えばアジアの方々に関してはあまりこのヨーロッパ風のヴィンテージに興味のある方は実は結構少ないと言うイメージが私の中ではあります。

時々買取を依頼されてくる方の中でものすごくお金になると思って期待をして買取金額を言うと起こり出してしまうと言う方もいます。これはテレビなどの影響があるのではないかと思うところもあるのです。

勘違いしてはならないのは買った時の金額が高いとかそういう事はもう関係なく、リセールと言うのは需要があるかないかと言うところになってくるんですよね。

また、掛け軸や桐の箱に入っている食器は必ず何百万になると思って査定依頼してくる人も多いです。これは完全にテレビの影響ですが、一般の家庭に置いてあるような掛け軸や桐の箱に入っているものはほとんど工芸品レベルのものが多いです。中にはそうでない場合もありますがやはりお金になるものはそれなりの家の中にあります。

一般の家庭に置いてあるよな掛け軸は数千円になれば良い方で0円になってしまうことも多いです。

桐の箱に入っている食器なども工芸品のレベルのものがほとんどで、求めて海外に出せば多少値段をつきますがいっこで名前なんて言うものはなかなか少ないです。

ことが好きで集めていたと言う形のものになりますとまた変わってきますが、一般家庭にちょこっとあるものと言うのはこのぐらいのレベルだと思っていた方がいいです。

ちょっとがっかりされてしまった方もいるかもしれませんが現実とはこんなものですよと言うことです。